ヒント機能を活用したシナリオ追加

シナリオ追加については下記の2つの方法があります。

  1. ヒント一覧を開き、対話破綻したやり取りを確認します。
  2. 対話破綻しているユーザー発話の意図を確認する。
  3. シナリオに組み込む(既存シナリオの言い回しを増やす[1] or 新規シナリオを作成する[2])※

※ユーザー発話の意図を拾えるシナリオが既に入っていれは[1]、それ以外の場合は[2]の方法でシナリオを追加します。

以下の具体例でワークフローを確認します。

1. ヒント一覧を開き、対話破綻したやり取りを確認する

画像1を確認すると「営業に繋いで」というユーザー発話が拾えなかったことが確認できます。
ユーザー発話言い換えを見てみると、「${営業}に繋いで」と辞書の表現を活用した言い換えが提案されています。
このユーザー発話言い換えをシナリオに追加してみます。

2. 対話破綻しているユーザー発話の意図を確認する

「営業に繋いで」というユーザー発話がどういう回答を求める発話だったのかを考えます。
この場合、「営業に繋いで」というユーザー発話は「営業の方と直接話がしたいので、”電話を繋いで欲しい”。」という意図であったと推測できます。

3. シナリオに組み込む(既存シナリオの言い回しを増やす[1])

まず、営業に電話をつなぐシナリオが既に登録されているかシナリオシートを確認します。
シナリオシートを確認すると「[[オペレーター|人間]][[を呼んで|につないで]]ください」というシナリオでオペレータ(営業)を呼び出すシナリオが既に用意されていました。
本来はこのシナリオで「営業に繋いで」というユーザー発話を拾えるようにしておくべきでしたが、言い回しに含まれていませんでした。

このような場合は、追加の言い回しとして、ユーザー発話言い換えで提案された「${営業}に繋いで」というシナリオを追加します。
これで、「営業に繋いで」というシナリオが拾えるようになり、今後は同様の対話破綻が発生しないようになります。

※新規シナリオを作成する[2]場合
もし、シナリオにユーザー発話の意図を汲み取れるシナリオがなかった場合(今回の場合だとオペレータ呼び出しのシナリオが入っていなかった場合)は言い回しの追加ではなく、新規のシナリオを用意することで対応します。
ユーザー発話言い換えを参考に、ユーザー発話の意図を汲み取れるボット発話を考え、新しいシナリオとして追加することで対応します。

※ヒント機能をより活用するために
ヒント機能で提案するユーザー発話言い換えは辞書のフレーズを反映します。
今回の例ですと、辞書に「営業」という原形が登録されており、それを考慮したユーザー発話言い換えが提案されています。
対話破綻を眺めて類似表現が何度も使われている場合は、シナリオの追加と合わせて辞書登録も行うことで、幅広い表現に対応できるユーザー発話言い換えが提案されるようになります。

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