品詞の振り分け
助詞の振り分け
主語につく助詞として、 S(主語)は/が などがあります。
一方目的語には O(目的語)を/と/から/に など、違った助詞が付きます。
CSchatにおいては、主要な部分である主語(名詞)と動詞、目的語(名詞)などが類似すればスコアは高くなります。 しかし、逆を言えば主要な部分さえ同じであれば、細かいところはデフォルトでは判別されません。
これは、名詞だけ入れれば、助詞は省略できるという長所でもありますが、
例えば、シナリオに ${私}${彼}お辞儀した とある場合
「私は彼にお辞儀した」と発話しても
「私に彼はお辞儀した」と発話しても、このシナリオにヒットします。
そこで、より精密なシナリオを目指す場合、これらを振り分けることを考える必要があります。
動詞・助動詞活用形の振り分け
CSchatのシナリオで動詞を使用する際は、動詞の基本形を入力することで全ての活用形を包含してくれます。
しかし活用形によって返す発話を変えたい場合、活用形を分けて辞書に登録したり、必須指定で固定したりするのも一つの手です。
主に動詞は、
肯定形
否定形
受動形
過去形
未来形
仮定形
命令形
など、活用形によって違う意味を持ちます。
例えば、
OKする (肯定形)
OKしない (否定形)
OKされる (受動形)
OKした (過去形)
OKしなかった (否定形+過去形)
OKされた (受動形+過去形)
OKするだろう (未来形)
どれもユーザ発話として意味が異なるものです。
これらは必要に応じて、振り分けする必要があります。
※例
(Aさんが、Bさんに)
OKする、OKした、OKするだろう→パターン1「Bさん、よかったですね。」
OKしない、OKしなかった →パターン2「Bさん、かわいそうに。」
OKされる、OKされた →パターン3「Aさん、よかったですね。」